復帰への道 母への道

情けない。情けない母だ。

やっと社会復帰だ!と準備を終えた前日の夜、40度越えの熱でグッタリした息子。
その3日後の朝、熱が引いた!と病院からそのまま保育園に連れて行ってしまったけれど、3時間後には保育園から迎え要請の連絡。

その日の夜また40度越えの熱を出す息子。

今思えば、その日から高熱が6日近くも続いていた。
こんなに簡単に肺炎になるなんて知らずに、小さな小児科に通って座薬を1日2回入れて乗り切って。
座薬が効いてないと肩で息をしながらグッタリする夜が続いた時点で大きい病院に急ぐべきだった。
懸命に看病して寝れない日が続いていたけれど、なんてバカな親だと今日は本当に本当に反省した。

大学病院で溶連菌か肺炎だろうと言われ、結果は肺炎だった。
レントゲンで肺と気管は白く炎症を起こしているものの、本人が元気になってきていて、峠を越えてから検査に来たという状況だった。
可哀想に息子は少し痩せてしまい、私は苦手だった座薬が大変上手くなった(/ _ ; )

社会復帰が出来なくてヤキモキしながら、皆に迷惑をかけても、せめて母として息子が苦しんでいる時に出来ることをしてやりたい、そう思ってしていたことだったから、余計に情けなくなった。

子供は直ぐに高い熱を出すとか熱自体は悪さしないから大丈夫、と言っても、40度あるような熱は普通の風邪じゃないです。
そう今日同じく肺炎で病院に行っていた先輩ママに教えて貰った。

母親の道は産んでからが長いんだなぁ。それを一つ実感し、そしてこれからもっともっと実感する出来事があるのだと思った。

子供が喋れないうちは読みとって、子供が言わないときは、汲み取って母達としての対処しなきゃ。
これは自分自身のことをやる何十倍も難しく、慎重にならなければならないことだと知った。

世の中の母達を心より尊敬した。
身体が弱かった私を育ててくれた母や婆ちゃんを心より尊敬した。

そして、息を荒くしてグッタリしていても座薬が効くと、治ったとばかりに喜んで、真っ暗な部屋で球を転がしてやったやった!と遊び出す息子。少しすると電池が切れその場に横たわって動かなくなる。
座薬が効いている間に体力を温存して、水分や栄養とったり眠ったりして欲しいのに、もうバカだなぁ。
この直ぐに調子に乗るあたり、あぁ私の子だ。
あぁ、私に似てるのか…。

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と、初めて私に似ているところを見付けて、納得した瞬間だった。

あ、いや、全ての子供がそうだった場合、単に私が子供だ。という見解もある。うん。多いにあり得る。

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